3月の景気動向3指数、2001年以来の50%割れ 無理矢理煽っていた好景気も、数字でごまかせなくなる。
内閣府が9日発表した3月の景気動向指数(速報値)で、景気の先行、一致、遅行に関する3つの指標がそろって判断の分かれ目となる50%を下回った。
速報段階とはいえ、3つの指標がそろって50%を割るのは2001年12月以来、6年3カ月ぶり。02年2月に始まった今の景気回復局面では初めて。
内閣府は3月の基調判断を3カ月連続で「一進一退」と維持したが、国内景気の減速感は鮮明になった。
景気の現状を示す一致指数は33.3%と、50%を2カ月ぶりに下回った。数カ月後の先行きを示す先行指数は20.0%だった。
景気の実態から半年から 1年遅れて動く遅行指数も25.0%と50%を下回った。
企業の生産活動の停滞が響いた形で、生産や在庫、出荷に関する指標がマイナスに転じている。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080510AT3S0901X09052008.html