いまにも雨が降り出しそうな空模様ですが、団員たちは「カニをつかえまえたい!」
「タニシをつかまえたい!」とやる気満々のようす。
この日の活動では、水辺の生きものを調べようと荒川河川敷に出かけることに。
水辺に到着するやいなや「アメンボがいた!」「タニシつかまえた!」と元気な声を響かせています。
水辺のまわりには、タンポポがたくさんの綿毛をつくり、風を待っているようです。
きれいに広がった綿毛を見つけた団員は「みてみて! まんまる!」と誇らしげにみせてくれました。
長靴を持参した団員たちは、得意げに水の中ジャブジャブと歩きながら生きものを探しています。
ねらいは、動きのすばやいカニ。水辺に生い茂ったアシや、石の下、穴の中など、隠れていそうな場所をのぞいていきます。
「カニいたー!」。見事に捕まえた団員は、すっかりみんなのヒーローです。
捕まえたクロベンケイガニは、バケツに入れて持ち帰り、荒川ビジターセンターでじっくり観察することに。
団員たちはもう何度も捕まえて観察しているはずなのに、飽きないでよくみています。
「ずっとみてると、なんか、かわいくなってきちゃうなあ」
みんなから“カニ博士”と呼ばれている団員の男の子がぽつりと言いました。
観察は生態や特徴を知るだけでなく、生きものと仲よくなるためにも大切なことなのだな、
と改めて感じた一コマでした。
http://www.ayomi.co.jp/chiku05/detail.php?eid=00694