シンガー・ソングライターの森山直太朗(31)が映画「真幸(まさき)くあらば」(御徒町凧監督、秋公開)で
初の音楽監督を務めることが18日、分かった。小嵐九八郎氏原作の同名小説を原作とした、死刑囚の青
年(久保田裕之=26)と、恋人をその男に殺された女性(尾野真千子=26)との“禁断の愛”を描く。森山
は主題歌のほか数曲を提供しサポート。「この映画が一人ひとりの胸に深く刻み込まれることを心より祈っ
ています」と話している。
森山直太朗が究極のエロスを歌う。映画「真幸くあらば」の音楽監督を務め、同名の主題歌などを提供
することになった。テーマは「究極の愛、背徳のエロス」。
強盗殺人で2人を殺し死刑となった青年・南木野淳(久保田)の前に、女性が現れる。淳に婚約者を殺さ
れたクリスチャンの川原薫(尾野)だ。淳の死を望んでいた薫だが、お互いにひかれあい、淳を養子にして
何度となく面会をする。アクリル板一枚隔てて、お互い触れることもできない中、聖書を仲立ちとして愛を確
認していく。極限状態でのプラトニックラブを描いた作品だ。
奥山和由プロデューサー(53)からの依頼に難色を示した森山だが、「脚本を見せていただいた時に、ふ
と旋律が浮かんできました」。作詞を共作している御徒町凧(30)が監督を務めることもあり、主題歌のほか、
劇中の曲など数曲を提供することに。森山は「『すべてを壊し、すべてを受け入れる』そんな、夢の中で聞こ
えてくるような旋律でした。テーマ曲はまさに映画そのものが持っている世界観に導かれて出来上がった一
曲です」と話している。
主演の尾野は、昨年のカンヌ国際映画祭グランプリ作品「殯(もがり)の森」(河瀬直美監督)で主演した実
力派若手女優。淳役の久保田はモデル出身だが、奥山プロデューサーが「『GO』の時の窪塚洋介を見てい
るようだ」と絶賛し起用された。(以下ソース)
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080419-OHT1T00064.htm