21世紀最大の負の遺産・「悪魔の兵器」地雷
CMCスタディーツアー同行取材記―
今回のツアーでは、カンボジアの象徴でもあるアンコールワットも訪れたが、カンボジアの現状を知ってしまうと、逆に観光客のあまりの多さに興ざめしてしまった
という参加者もいた。それだけ、表面的なイメージと現実との間にギャップがあったのである。
また、戦後ならともかく現代日本人の多くは、子供のころに生きるために必死に仕事をした、または親から捨てられ孤児として生きてきた、という体験をしたことがな
いだろう。改めて我々の置かれた恵まれた環境を自覚した時、とてもいたたまれなくなったという参加者(とくに若い世代)も多かった。
しかし、現地の子供たちや地雷被害者たちは時おり明るい笑顔を見せ、明るく振舞ってくれた。その姿を目の当たりにしたら、ただ彼らを哀れむだけでは失礼だとも
思った。むしろ、遠い昔に日本が忘れ去ってしまったような純朴さ、一生懸命さを彼らの姿のなかに見た。
九州企業特報
http://www.data-max.co.jp/2008/04/cmc2122_1.html