米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は、米経済が景気後退に陥る寸前にあるものの、
低迷する住宅市場とともに秋には回復する可能性があるとの見通しを示した。地元2紙に語った。
総裁はボストン・ヘラルド紙とのインタビューで、指標は景気後退、
あるいはその寸前にあることを示していると指摘。
そのうえで、最近の政策金利引き下げや税還付措置が奏功し
「うまくいけば」今秋中にも景気回復が始まる可能性があるとした。
ボストン・グローブ紙に対して総裁は、米連邦準備理事会(FRB)が
一部の個別銀行に対し、融資資金確保に向け減配を促したと語った。
FRB幹部はこれまで銀行全般に対し、減配の検討を訴えているが、総裁のコメントは
FRBが特定の銀行にアプローチしたことを示した。ただ個別行名は明らかにしなかった。
ttp://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnJT814303620080416