大阪市、「大阪地方メーデー」への補助金廃止方針
2008年04月18日
大阪市は今年度から連合大阪(川口清一会長)などが主催する「大阪地方メーデー」への補助金170万円を
支出しない方針を固めた。市は旧芦原病院などで不正流用が発覚したことを踏まえ、06年から補助金の見直し
に着手。メーデーへの補助金も「市民生活に直接関係がない」(市関係者)として廃止する。
連合大阪によると、今年の大阪地方メーデーは5月1日に大阪城公園などで開催される。予算は約1440万
円で、補助金がなくなることを想定して昨年より400万円減額した。連合大阪は「市の厳しい財政事情は承知
している。市の判断に従いたい」(幹部)としている。
平松邦夫市長は民主党や連合大阪の支援を受けて当選した。だが、労働組合費を天引きするチェックオフ制度
の廃止条例の再議を求めなかったことに加え、メーデーの補助金も廃止する方針となったことで、市幹部からは
「平松市長の組合離れが一層進んだ」との声が上がっている。
メーデーをめぐっては、大阪府の改革プロジェクトチーム(PT)も賛助金170万円を支出しない方針を打
ち出している。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200804170113.html