気象庁は8日、桜島(鹿児島市)の噴火警戒レベルを、火口周辺規制に当たる「2」から、
入山規制に当たる「3」に引き上げたと発表した。
桜島では同日午前0時29分、昭和火口(南岳東斜面の標高800メートル付近)で爆発
的な噴火が発生。噴煙が火口上1200メートルまで上がり、噴石も5合目まで飛散、火砕
流が火口から約1キロ流下した痕跡が確認された。レベル3は登山禁止や入山規制とな
るが、住民は避難の必要はなく通常の生活ができる。
桜島は2月3日にレベルを「2」から「3」に引き上げたが、その後、噴火が発生しなくなっ
たため同20日に「3」から「2」に引き下げていた。気象庁は「噴火活動が活発化する恐れ
があり、火口から居住地域近くまでの広い範囲で噴石や火砕流への警戒が必要」と呼び
かけている。
http://mainichi.jp/select/today/news/20080408k0000e040037000c.html