25 o'clock(元mumur)さん「何で日本共産党はチベット問題をスルーしてんの?」と共産党中央委員会に電凸
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狩人(コネチカット州):
ある世界的問題に対して,そのコンテクストが普遍的だと感じ,
またそう主張するのは,如何なる場合にせよ結局は一つのイデオロギーでしかない。
例えばこの問題―チベットの独立及び弾圧―についての立場は様々であり,
我々の立場からすれば,非人道的な行為は,許されるものではない。
しかし,この問題提起自体が孕むイデオロギー的要素は些かも薄れはしないだろう。
というのも,我々がこの問題について特にセンシティブであるのは,純粋に彼らの,
チベット人の人権が侵害されているという状況が,我々の情に訴え,
また我々の正義感を喚起したからだろうか?
我々は嘗て,そこまで普遍的な意味における人権ないし人命について,真剣だっただろうか?
つまり相手がチベット人だから,すなわち弾圧の主体が中国だから,
我々は,ある種のオルグを嘗ての左翼的イデオロギーの,まさに代替として
消費しているに過ぎないのではないか,―ということである。
その意味において,チベット問題を,崇高な人権問題と虚飾してみせ,
またそれ故に,我々日本人は立ち上がらなければならない,というオルグは,
所詮は政治的プロパガンダに過ぎないし,事実そうであろう。