【ジュネーブモーターショー08】電気自動車 Th!nk、初の本格量産へ
ノルウェーのシンク・グローバル社は、新型の電気自動車『Th!nk City』(シンク・シティ)を、2008年ジュネーブモーターショーに出展した。
シンク社は1991年の設立。1999年にはフォードによる1億5000万ドルの資本参加を得て、事実上同社の電気自動車プロジェクト会社となった。
しかし4年後の2003年にフォードが資本を売却。2006年からは新たにノルウェーのベンチャー企業のもと経営が続けられてきた。
今回展示されたシンク・シティは、同社にとって5台めのモデルで、初の本格的量産車種である。全長×全幅×全高は3120×1604×1548mm。
乗車定員は2名だが、オプションで子供2名用シートも装着可能という。
シャシー/ボディ構造は、アルミ製スペースフレームとロワーフレームを組み合わせた上に、ABS樹脂製パネルで覆ったものだ。
欧州・米国双方の安全基準に適合していること、およびリサイクル可能率95%がセールスポイントとしている。
同時に一部のボディパーツをトルコ生産にしたり、小さなパーツをフォードやプジョーからの流用にしたりすることでコスト低減も図っている。
電池のタイプはリチウムもしくはナトリウム電池である。充電には欧州の多くの国に普及している230ボルト電源のターミナルを使用し、
フルチャージに要する時間は約10時間だ。一充電での走行可能距離は180 - 200km、最高速度は100km/hである。
http://www.carview.co.jp/news/0/67381/