さようなら、ブルートレイン・・・ 切符は30秒で完売

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1 ブロガー(愛知県)

さよならブルトレ、「銀河」も「なは」も14日夜で引退

 「ブルートレイン」の愛称で親しまれてきた3種類の寝台列車が、JRのダイヤ改正に伴い、14日夜の運行を最後に引退する。

 新幹線の速さや深夜高速バスの安さには対抗できず、次々と姿を消す寝台列車。残すところ10種類となり、
廃止や運行本数の縮小の流れは止まりそうにないが、旅情を愛する利用者からは「旅をゆっくり楽しむには
ブルートレインが一番」と存続を求める声も根強い。

 11日午後10時23分、東京駅10番線ホームに寝台急行「銀河」(東京―大阪)が入線すると、
多くの鉄道ファンが一斉にカメラを構えた。東京都小金井市の自営業松田和也さん(48)は出張の予定を早め、
この日の切符を買い求めた。「会社勤めをしていた20代のころ、まだ独身寮にはクーラーがなくて、
冷房のきいた車内で寝っ転がって移動できる銀河は、ちょっとしたぜいたくでした」と振り返る。

 15日のダイヤ改正で廃止となるのは、銀河のほか、「なは」(京都―熊本)と「あかつき」(京都―長崎)。
最終日の14日の3往復分、計1058席は、発売開始わずか30秒で完売したという。

 寝台列車は、国鉄が民営化されてJRが発足した1987年以降、今回を含めて計13種類が廃止された。
乗車率の低迷や車両の老朽化が主な理由だが、鉄道ファンのみならず、沿線の自治体からも存続を求める声が強かった。


ブルートレインに群がる鉄ちゃん
ttp://www.yomiuri.co.jp/photo/20080312-1535534-1-L.jpg

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080312-OYT1T00397.htm