交通事故装い殺害「丸太で殴った」と供述
鳥取県智頭町で交通事故を装い神戸市の会社員片倉敏光さん(55)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕され
た神戸市の会社員杉本寛治容疑者(62)が智頭署捜査本部の調べに容疑を認め「近くにあった丸太のような棒で
2人で殴って殺した」と供述したことが10日、関係者の話で分かった。
同容疑で逮捕された岡山市の会社社長山本守容疑者(58)は既に容疑を認めており、2人の供述がほぼ一致。
捜査本部は犯行経緯の裏付けを進め、凶器の発見を急ぐ。
杉本容疑者は、これまで「鳥取には行ったことがない」などと否認していたが、関係者によると「転落しがけ
下に横たわっていた片倉さんを山本容疑者と2人で押さえ付け、棒で殴ったら動かなくなった」と供述した。
調べでは、杉本容疑者らは昨年12月30日午前10時ごろ、智頭町のがけ下に片倉さんを転落させ、頭を殴って
意識を失わせてそのまま凍死させた疑い。
山本容疑者は、片倉さんの死亡で最高約1億4000万円支払われる保険金目当てだったことも認めている。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20080310-333896.html