出張帰りの新幹線で大阪人に囲まれた時の絶望感
九州新幹線長崎(西九州)ルート着工が確実となり、
金子原二郎知事が描く街づくりの青写真が明らかになってきた。
JR長崎駅を核に行政、商業、観光機能を集積し、景観も含め県都の玄関口を一新させる壮大な構想。
新幹線に付随して次々と巨大事業が浮上し、
気になるのは最終的にどれだけの金がかかるのかはっきりしない財政不安と他の政策へのしわ寄せ。
政策判断の妥当性が議論になりそうだ。
昨年末、年納めの記者会見。長崎ルート着工に道筋をつけた知事は
「これからは暗い話題より明るい話題が多くなる」と発言した。
年頭の仕事始め式では、新幹線が乗り入れる長崎駅周辺の開発を
「新しい長崎の百年の大計」と並々ならぬ意欲を示していた。
「明るい話題」は先月29日、県議会一般質問での知事の答弁に凝縮される。
JR長崎線の連続立体交差事業と長崎市の駅周辺土地区画整理事業を一体的に進め、
長崎駅を高架にして新幹線、路面電車、バスターミナルを集めた交通拠点とする。
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20080310ddlk42010304000c.html