ハンド正常化求め日中韓協力
ハンドボールの国際試合の運営などをめぐって日本と中国、それに韓国は、クウェートの王族が会長を務めるアジアハンドボール
連盟の運営正常化を求めることで一致し今後、東アジア各国にも協力を求めることになりました。
去年、アジアハンドボール連盟が主催して行った北京オリンピックのアジア予選は、審判が特定のチームに有利な判定を行ったとして、
国際ハンドボール連盟が、やり直しを決めました。日本や韓国は、審判の問題だけでなく、クウェートの王族が会長を務める
アジアハンドボール連盟の役員構成など運営が公平ではないとして、6日から北京で行われている国際大会にあわせて
中国を含む3か国で対応を協議しました。協議に参加した日本ハンドボール協会の市原則之副会長によりますと、
理事会の役員をバランスのとれた構成にするなど日・中・韓、3か国が中心となって運営の正常化を求めることで
一致したということです。さらに、受け入れられない場合は、アジア地域を東と西に分けてオリンピックと世界
選手権の予選を行なうことや最終的に連盟を東西に分離することも含めて協議したということです。
そのうえで市原副会長は、「3か国だけでなく、東アジアのいろいろな国と協調しながら進めていく」と
述べ、来月、熊本で開かれる東アジアクラブ選手権などを通じて各国・地域に幅広く協力を
求めていく考えを明らかにしました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/03/08/d20080307000204.html