日経平均株価はヨコヨコ 先行き予想不能の展開が続く

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1 株価【4450】 株
東証大引け・小反落――米景気指標待ちで売買低調、方向感欠く
 5日の東京株式市場で日経平均株価が小反落。大引けは前日比20円22銭(0.16%)安の1万2972円6銭だった。
国内外の景気先行き見通しに対する警戒感が高まり、1万3000円台では戻り待ちの売りが膨らんだ。

週末にかけて米国で経済指標の発表が相次ぐため、市場参加者が売買を手控えた結果、
東証1部の売買代金は低水準にとどまった。東証株価指数(TOPIX)は5日続落。

 寄り付き前に財務省が発表した2007年10―12月期の法人企業統計では全産業の設備投資が前年同期比7.7%減となり、
経常利益も減益幅が拡大した。状況の悪化を確認する内容に反応し、朝方は下げて始まった。

ただ「すでに国内経済の減速は織り込み済み」(国内証券)との声もあり、下値は限定的だった。

その後、値ごろ感からの買い戻しも入り、断続的に上げに転じるなど1日を通じて方向感に乏しい相場展開となった。
4日のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演内容で、住宅市場に対する厳しい現状認識が
米国の金融機関の損失拡大を連想させたことも東京市場での金融株売りを誘った。

 東証1部の売買代金は概算で2兆1554億円。売買高は同19億5286万株。
値下がり銘柄数は1062、値上がりは541、変わらずは123だった。

 新日鉄、トヨタといった主力株が下げた。みずほFG、三井住友FG、三菱UFJなど大手銀行株がさえなかったほか、
三井不、菱地所も売られた。住友鉱、大平金、ホンダも安かった。半面、ソニー、松下が上げた。
丸紅が売買を伴って急伸し、三菱商、三井物といった商社株も堅調だった。日産自、NTTドコモも買われた。

 東証2部株価指数は4日続落。午後に入ってからも下げ幅を広げ、きょうの安値圏で引けた。
都内のビルを巡る弁護士法違反事件に関し、社長が辞任したスルガコーポは終日売り気配が続き、
大引けでも売買が成立しなかった。オリコ、日精機、STECHが下げた。半面、中央電、ラオックス、日製箔が上げた。〔NQN〕 (3/5 15:33)
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/summary.aspx?site=MARKET&genre=m1&id=ASS0ISS16%2005032008
Yahoo!ファイナンス - 日経平均株価
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=998407.o&d=c&k=c4&z=m&t=1d