小学館の「第2回12歳の文学賞」贈賞式が4日あり、第3回の特別審査員を
タレントの中川翔子さん(22)が務めることが明らかになった。
第2回の堀北真希さん(19)からバトンタッチされた中川さんは
「大好きなゲームのキャラクターとの冒険を妄想して小説を書いたり、
友達とリレー小説を書いてました。好きなキャラクターや日常のささいなことから妄想するもよし、
書きたい気持ちをまっすぐにぶつけてください」と“妄想のすすめ”を訴えた。
同賞は、小学校3〜6年生を対象に、自己表現する場をつくろうと企画。
「バッテリー」のあさのあつこさん、「八月の路上で捨てる」で芥川賞を受賞した伊藤たかみさん、
マンガ「毎日かあさん」の西原理恵子さん、小論文添削の樋口裕一さんの4人が審査員を務める。
第2回は、2072の応募作から、大賞に、岩手県の三船恭太郎君(小5)の「ヘチマと僕と、そしてハヤ」が選ばれた。
優秀賞は、海老沢文哉君(小3)の「だれ?」、堀北真希賞は、川上千尋さん(小6)の「夢羊」がそれぞれ受賞。
審査員の小説家、あさのあつこさんは「今回は力作ぞろいで、男の子たちの作品が元気があってよかった」と評した。
堀北さんは、「夢羊」について、「作品の良し悪しでは選べなかったので、小学生でないと書けないだろうなという作品を選ばせてもらいました。
この小説を読んで、眠れない時に羊を数えたことを思い出しました」と選考の理由を語り、マンガ家の西原理恵子さんは、
「12歳のころは、頭も性格も悪くて、すべてが大嫌いでクラスの子をのろっていました」とジョークを飛ばし、
中川さんは「12歳のころって、大人がびっくりするほどどぎついことも考えたりするし、とても純粋なファンタジーも考えられると思います」と振り返っていた。
5日に1050円で発売される。
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080304mog00m200034000c.html