陸上の世界室内選手権(7−9日、スペイン・バレンシア)に出場する女子走り幅跳びの池田久美子
(27=スズキ)ら5選手が3日、成田空港から出発した。今年初の試合に臨む池田は金色の靴とス
パイクを用意し、金メダルを誓った。
成田空港でひときわ目を引いていたのは池田の足元だった。金色に輝く靴。「今回初めて履きまし
た。こういう色のメダルを取りたいなと思って」と思いを込めた。競技でも足元を金色に染める。今大
会にはゴールドのスパイクも用意。池田を指導する福島大の川本和久監督(50)は「たまたまメーカ
ーの色がそうだっただけ」と話すが、池田は「向こうに行って履いてみて、足に合うようだったら使い
ます」と意欲を見せた。
記録では今年一発目の目標を6メートル60に設定。「7メートルと言っていると跳べなくなるので、
意識せずにやりたい」とあえてそう設定したが、目標はもちろん7メートルジャンプ。そんな思いは
足元に秘め、池田が北京イヤーの助走に入った。
http://www.tokyo-np.co.jp/tochu/article/sports/news/CK2008030402092509.html