部落解放同盟:全国大会 人権侵害救済法など運動方針討議
部落解放同盟の第65回全国大会が3日、東京都千代田区の九段会館を主会場に始まった。
2年前に事件や不祥事が相次いだことを受け、「『再生・改革』運動をやり抜き、部落解放運動の
抜本的な質的転換を実現しよう」がスローガン。「人権侵害救済法」の早期制定を求めることなどを
盛り込んだ08年度運動方針が討議される。5日まで。
組坂繁之委員長は冒頭、自民党で議論が進められている「人権擁護法案」に触れ、
「自民党の中に曲解、誤解があるが、中途半端な法律ではいけない」とくぎをさした。
同党人権問題等調査会会長を務める太田誠一元総務庁長官は「(調査会は)罵詈雑言
(ばりぞうごん)の嵐だが、最後にはきちんとした法律にしたい」とあいさつした。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080304k0000m040035000c.html