地雷除去指導の第一人者・中込璋(あきら)さん(75)=川崎市多摩区在住=
が二十八日、市立苅宿小学校(中原区)の五、六年生ら約百六十人を前に講演し、
「罪のない子供たちやゾウをも死傷させる無差別兵器。廃絶に向けて生涯現役で取り組む」と決意を語った。
同校の「キャリア教育プログラム」の一環で招かれた中込さんは、建設機械メーカ
ーを定年退職後、パワーショベルを改造した地雷除去機の開発に着手。一九九二年
から国際協力機構(JICA)個人コンサルタントとして、アジアなどの約三十カ
国で地雷除去機の扱いなどを指導している。昨年には地雷除去の国際貢献で外務大臣表彰を受けた。
建設機械メーカーの技術者としてカンボジアを訪れた際、地雷で足を失った子供たちを何人も目の
当たりにしたことが、六十五歳からのボランティア活動のきっかけとなった。
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