プロ市民の石田さん(63)「橋下知事は危うい。現実はもっと複雑なのに」
橋下徹大阪知事の府議会デビューとなった29日の本会議には、所信表明を直接聞こうと約130人の府民が詰め掛けた。
在阪テレビ局は初めて議会の様子を生中継し、関心の高さを示した。
府議会事務局は多数の傍聴希望の問い合わせがあったため、この日、初めて200人分の傍聴券を用意。
だが、実際には一般傍聴席がほぼ埋まり、わずかの立ち見が出た程度で、
橋下知事も議会終了後、記者団に「そこ(傍聴券配布)までする必要はない。大げさ」と苦笑いしていた。
傍聴した主婦の戸出甫恵さん(67)は「本当に感動した。リーダーシップを感じた」と興奮気味。
一方、市民団体メンバーの石田絹子(63)さんは「全体的に危うい感じがした。現実はもっと複雑なのに」と顔を曇らせた。
議会の反応も対照的だった。選挙で知事を支援した自民党府議団の朝倉秀実幹事長は「熱い思いがこもっていた。100点をつけたい」と絶賛。
一方、別の候補者を立てた民主党府議団の半田実幹事長は「ご祝儀を入れても50点」と厳しい表情を崩さなかった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080229-00000138-jij-pol