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謎の毒ポリタンク、日本海〜沖縄に漂着 全国で2万個以上 「半数にハングル」


県内沿岸にポリ容器漂着　１６６０個確認、半数にハングル表記

　県内の海岸はじめ日本海沿岸でハングルのラベルが付いたポリタンクの漂着が、ことしに
入って相次いでいる。二十七日現在、県内で見つかったのは千六百六十個。うち約九百個
にハングル表記があり、内容物が入ったままの物も。環境省は「薬品などが入っている場合
があるので、絶対に触らないで」と呼び掛けている。

　今回、県内で初めて漂着が確認されたのは二月七日。ほとんどが二十リットル容器で、高
浜町で五百三十四個、美浜町で四百二十七個などが見つかった。三十五個は内容物が残り、
うち一つは強アルカリ性の水酸化ナトリウム水溶液だった。

　廃棄物対策課は「毎年、確認されてはいるが、ことしは特に多い」。漂着は二月中旬がピーク
で、現在は落ち着きつつあるという。

　全国では二十七日現在、計二万七千八百二十四個が確認され、内容物は殺菌や洗浄に使
われる強酸性の塩酸が多いという。タンクの表記と内容物が合わないケースが多く、環境省は
「タンクを何かに再利用していたのか」と推察する。不自然なほどの漂着に「事故かもしれないし、
人為的可能性も否定できない」と指摘する。

　一九九九年と二〇〇二年にもポリタンクの漂着が問題となった。〇三年、海上保安庁は韓国
政府と調査を実施。調査報告では、韓国のノリ養殖で使われたタンクが流出したことを原因に
挙げた。漂着の再発を受け、環境省は「どのような使い方をしていて流出したのか再度、調査
する必要がある」としている。　
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20080229/CK2008022902091328.html

廃ポリ漂着、２４個が危険濃度
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-31767-storytopic-1.html