(名)スル
(1)江戸時代、親が子の所業をこらしめるために親子の縁を絶ったこと。武士は管轄の奉行所、町人は町奉行所で登録した。この登録のないものは内証勘当といった。追い出し久離(きゆうり)。また、主従・師弟関係を絶つことにもいった。
「夜遊びが過ぎて―される」
→久離
(2)罪を法に当ててかんがえること。
「きやつ、たしかにめしこめて―せよ/宇治拾遺 3」
(3)こらしめ、しかること。
「玉の取りがたかりし事を知り給へればなむ―あらじとて/竹取」
〔(2)が原義〕
――切(き)・る
勘当して、親子の縁を切る。
「―・らるる事などかまはぬ顔つきの若い者/浮世草子・胸算用 3」
>勘当して、親子の縁を切る。
だって