江戸時代に日本と朝鮮が交流した朝鮮通信使のルートをたどる実地学習に取り組む立命館アジア
太平洋大(大分県別府市)と慶煕(キョンヒ)大(韓国ソウル市)の大学生グループが17日、京都市に
到着した。先人たちの友好の足跡をたどって、両国の学生が交流を深めた。
姉妹校の共同プロジェクトとして、両大学の学生30人が、昨年8月から1年間かけて、ソウル市と
東京都間の通信使ゆかりの地を訪ねている。今月11日には長崎県・対馬を出発し、徒歩やバスで
16日に大阪市に到着した。
この日は早朝に大阪市を出発し、伏見区の淀城跡に到着した。旧街道沿いを三条大橋(東山区)
まで歩いた。ゴールの立命館朱雀キャンパス(中京区)で大学職員らに迎えられた。
立命館アジア太平洋大3年の長尾忠彦さん(21)は「歩いたり寝起きをともにして、言葉や民族が
違っても、心が通い合うという朝鮮通信使の精神を実感した」と話した。
一行は今年夏に京都から東京の行程をたどる。
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