陸上自衛隊第九師団第五普通科連隊恒例八甲田山雪中行軍決行

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1 但馬牛(栃木県)

陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊(青森市)は13日、厳冬の八甲田山中をスキーで移動する恒例の「八甲田演習」を実施した。

同演習は、日本山岳史上最大の遭難事故とされる明治35年の八甲田雪中行軍で
兵士ら199人の犠牲者を出した旧陸軍歩兵第5連隊と所在地、隊番号が同じ陸自5普連が、
遭難者の霊を追悼し、遺徳を検証すると同時に冬季の雪中行動の練度維持を目的に昭和40年から実施、
以来5普連の恒例となっており、今年は39回目。

今年一番の寒気が東北地方を襲った13日は、午前8時半の出発時の気温は零下10度、
時折風速20メートルの猛吹雪で視界が遮られる悪条件の中、同連隊の連隊長、田草川茂人1等陸佐以下隊員約450人は
約20キロの装具・小銃を担ぎ、八甲田連峰の八甲田温泉から増沢までの約21キロを8時間かけてスキーで走破した。

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