スレタイ
機械義手が近く臨床試験へ。これで腕をぶった切られても大丈夫
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【Technobahn 2008/2/8 01:20】セグウェイや人工透析機などの発明で知られている著名な米国人発明家、
ディーン・カーメン氏が開発を行ってきた本格的なバイオニック・アーム(人工義手)「ルーク・アーム」が近く
臨床試験の運びとなってきた。
映画スターウォーズで主人公のルーク・スカイウォーカーが装着した義手に似ていることから「ルーク・アーム」と
名づけられたこの人工義手、米国防高等研究計画局(DARPA)の資金援助の元でこれまでに開発が進められてきたものとなる。
米国では近年続いているアフガン、イラク戦争の影響から手足を失った傷痍軍人が多数発生する状況となっており、
DARPAではジョンホプキンス大学とカーメン氏率いるデカ・リサーチの2つの研究機関に対して総額4800万ドル(約52億円)の
研究費を援助することで、最新のロボット工学を応用した次世代義手の開発を促してきた。
「ルーク・アーム」はこれまでのローテクの義手とは異なり、安全に患者の意思によって電子制御で人の手同様に
スムーズに動作し、工業用のロボットハンド以上の繊細さで自由に物を掴んだりすることが可能。また、ロボット・アームは
高度なモジュラー性が確保されており、装着をする人が喪失した身体の状況に応じて、あたかも部品を付け替えるように、
自由に腕の部品を交換することなども可能となっているなど、正にスターウォーズで主人公のルーク・スカイウォーカーが
装着した義手と寸分違わない性能と機能を持つものとなっている。
デカ・リサーチでは臨床試験が無事に成功した場合には、米食品医薬品局(FDA)の認可を得て商品化を行う予定。
http://www.technobahn.com/news/2008/200802080120.html