【ニューヨーク=池松洋】ソフトウエア世界最大手の米マイクロソフトは1日、インターネット
検索大手、米ヤフーへの買収提案について、電話による記者会見を開いた。
その中で、スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は、米ヤフーが出資する日本
のヤフーについて「どんな変更もする必要はない」と述べ、買収に成功した場合も、当面は
現在の資本関係や業務面の協力を続ける方針を明らかにした。
米ヤフーは、日本のヤフーに33・4%を出資し、ソフトバンク(41・1%出資)に次ぐ
2位株主となっている。ソフトバンクとの協力関係も維持する考えとみられる。
また、米ヤフー買収の狙いについて、「ネットの利用者、広告主、サービス内容の
提供者それぞれについて、一定の規模を確保できるようになる」と説明し、事業の
規模を拡大して、インターネット検索最大手の米グーグルに対抗する意向を強調した。
一方、米下院司法委員会は1日、この買収提案に関する公聴会を8日に開くと発表した。
ジョン・コンヤーズ委員長は「マイクロソフトの買収提案は、技術分野における
最も大きな合併の一つだ。インターネット分野の競争に重要な問題を提起している」との声明を出した。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080202-OYT1T00539.htm 依頼24