問題農薬、メタミドホスで210人死亡 中国江蘇省
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080201/chn0802012041007-n1.htm 中国江蘇省太倉市で1997年から2002年にかけ、中国製ギョーザによる中毒の
原因とされる有機リン系殺虫剤「メタミドホス」による中毒事故が654件発生、
210人が死亡していたことが1日、分かった。
中国の総合医学雑誌「中華中西医雑誌」(03年8月号)の論文を医学専門ウェブサイト
「中華首席医学網」が1日までに伝えた。
論文は、同期間中の市内での農薬中毒の約82%はメタミドホスが原因だったと指摘。
1都市でこれだけの規模の中毒が起きていたことで、中国ではメタミドホスが
農薬中毒事故の主要原因の一つだったことが裏付けられた。
江蘇省は中国の農薬生産の中心地。中国農業省などは、メタミドホスの中国国内での使用、
販売を昨年1月1日以降全面的に禁止する通達を出している。
太倉は江蘇省南部の都市で人口約46万人。(共同)