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掛布氏絶賛！「中田氏フィルダー」「全身バリバリです」

　日本ハムの高校生ドラフト１巡目・中田翔内野手（１８）＝大阪桐蔭高＝が２日、
　キャンプ地を訪問した阪神ＯＢの掛布雅之氏（５２）＝野球評論家＝から絶賛された。
　怪物新人も疲労はピークだったが、元ミスタータイガースは潜在能力の高さを評価。
　体形も打撃も阪神に在籍したセシル・フィルダー氏のようだとし活躍に太鼓判を押した。
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　試練にも怪物への評価は不変だった。フリー打撃時、球場には左翼から本塁、右翼方向へ強風が。
　さすがの中田がバットを振り抜いても、打球が飛ばない。前日は１３本のサク越えを披露したが、
　この日は３８スイング中、右方向に放った２本だけ。「風で押し戻されるのは分かっていた」と振り返った。
　それでも三塁側ベンチで熱視線を送った掛布氏は「スイングスピードもそうだし（打撃が）柔らかい。
　右方向に（本塁打が）打てる。フィルダーみたいだね。フィルダーを一回り小さくした感じ」。８９年に阪神に在籍し３８本塁打。
　メジャーでも本塁打、打点の２冠王を引き合いに出した。
　さらに同氏は「使い続ければ（打率・）２８０、２０本以上打てる」と太鼓判。
　自身も守った三塁の守備については「まだまだだと思う」と課題も口にしたが「素晴らしい可能性を秘めている」と期待した。
　体調は万全でなかった。練習中、目はうつろで、動きも精彩を欠いた。実はこの日「胃がズキズキしていた」と中田。
　大きな期待と注目を集めたキャンプ初日を終え心身ともに消耗。この日は練習の合間に正露丸を飲むほどだった。
　「全身バリバリです」と苦笑いするしかないが、球場で掛布氏にあいさつすると「緊張しました」と大感激。
　フィルダーの息子・プリンス（ブルワーズ）は昨季５０発でナ・リーグ本塁打王。疲れ気味でも認められた中田が、それに続けるか。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20080203-00000023-spnavi_ot-base.html