安房、揺らす!甲子園公演YOSHIKI先輩に響け…第80回センバツ高校野球
21世紀枠代表校に選ばれ大喜びする安房ナイン 第80回記念センバツ高校野球大会(3月22日から13日間・甲子園)の出場36校を決める選考委員会が25日、大阪市内で開かれた。
人気バンド「X JAPAN」のリーダー・YOSHIKI母校である安房(あわ=千葉)が21世紀枠での初出場が決まった。
また、プロレスラー・力道山の孫、慶応(神奈川)の左腕・田村圭(2年)は「無失点V」を高らかに宣言した。組み合わせ抽選会は3月14日に行われる。
創部108年目の安房が、歴史のとびらをこじ開けた。21世紀枠でのセンバツ初出場を知らされると、ナインは信じられない表情。
母校を率いての甲子園に早川貴英監督(43)は「夢にも思わなかった。とても名誉なことで身の引き締まる思い」と人目をはばからず号泣した。
春夏通じて初の甲子園は、偉大な先輩とともに戦う。安房は伝説のロックバンド「X JAPAN」のリーダー・YOSHIKIとボーカル・TOSHIの母校。
主将の岩沢寿和外野手(2年)も「たまに聴いています」と解散後11年たっても、影響力は変わらない。
学校にはYOSHIKIゆかりの逸品がある。創立100年の時に寄贈されたドラムセットだ。盗難防止のために厳重な防犯体制のもと、
今まで倉庫にしまい込まれ門外不出となっていた。教頭の小峰昇教諭(52)は「運べるのであれば甲子園に持って行くのもいいですね。それで応援できれば」と封印を解く考えも示した。
もちろん、演奏するのはX JAPANの曲だ。代表曲「紅」が応援歌のレパートリーに入っている。選手たちもお気に入りの一曲だ。
“YOSHIKIドラム”による「紅」でナインを鼓舞。激しいロックのサウンドに乗り、相手投手をめった打ちにする。
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/hs/news/20080126-OHT1T00091.htm