世界保健機関(WHO)や各国政府、民間団体が参加する国際組織「ストップ結核
パートナーシップ」(本部・ジュネーブ)は、サッカーW杯のポルトガル代表主将を務
めたルイス・フィーゴさん(35)をストップ結核大使に任命すると発表した。
同選手が登場するサッカーのマンガを国際公募で制作して、結核の予防の重要性
を世界に発信する。コンペの審査員にはマンガ好きの麻生太郎・元外相も名を連ねる。
マンガは、フィーゴさんと10人の子どもからなる「ストップ結核チーム」が、無知や
飢餓、汚い空気などの「結核菌チーム」と対決する筋書き。一日に世界で5000人
近くが亡くなる結核について、深刻な感染者増が指摘される若い世代に、楽しみな
がら学んでもらうのが狙いだ。マンガは16ページだが、コンペは最低5ページで募
集する。決められた脚本に沿えば、18歳以上なら誰でも応募できる。締め切りは
4月10日。
麻生氏は「日本は結核対策において、世界類まれな成功の歴史を誇るが、マン
ガ文化も世界に誇れる多彩な才能に恵まれている。日本のクリエイターに参加し
ていただきたい」とコメントしている。
問い合わせはストップ結核パートナーシップ日本へ
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080130-OYT1T00275.htm