阪神・岡田彰布監督(50)が24日、日本将棋連盟からアマチュア三段
と認定された。プロ野球界では五段の巨人・長嶋茂雄終身名誉監督に
次ぐ段位。授与した阪神ファンの谷川浩司九段も今オフFA補強した
「新井獲得」の妙手を絶賛し、3年ぶりの優勝も“認定”した。
優勝への鬼手も見えた!? 日本将棋連盟から三段と認定された
岡田監督は、ほんのりと顔色を赤らめていた。
「三段って言われても全然(自分の力は)分からんよ。でも相手がどう打つか、
探るんは好きやなあ。こう打ってくると思えば、そこを防げばええんやし…」
オフ企画の将棋対決が日本将棋連盟の目に留まり、三段の実力と判定
された形。JFKで鉄壁の終盤を作り上げた指揮官は、盤上での腕前も
認められてちょっぴり自慢げだった。
授与した虎党の谷川浩司九段は「落ち着いた指し回しで、予想以上に
強い」と説明。球界では巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の五段に次ぐ
ナンバー2の実力と見定めた。さらに阪神がオフに放った“勝負手”も
「今年は新井選手がきたので問題はありません。今岡選手と相乗効果で
優勝間違いなしでしょう」と太鼓判を押した。
岡田監督の好きな駒は桂馬や角。縦横に動く飛車や香車でなく、
斜めの動きを好むあたりを「玄人好み。素人では使いこなせない」と
谷川九段。新井を盤面に配せば、今岡の闘志をよみがえらせ、
金本の負けん気を呼び起こし、同級生の赤星にまで刺激を与えることができる!? 新井は打線の四隅ににらみを利かす最高の駒というわけだ。
http://www.sanspo.com/baseball/top/tig200801/image/080125tig20080125011_MDE00276G080124T.jpg http://www.sanspo.com/baseball/top/tig200801/tig2008012501.html