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長屋は美しい

３世代が同居「長屋」に大賞　県美しいまちづくり建築賞

県は２３日、個性豊かで美しく、良好な景観を形成する建築物を表彰する
第２０回県美しいまちづくり建築賞」を発表した。
大賞は住宅の部に応募があった「須崎の長屋」（福岡市博多区須崎）が選ばれた。
表彰式は３月２日、太宰府市の九州国立博物館である。
須崎の長屋は、近世博多の町割りの風情を残す間口３メートル、
奥行き２０メートルの狭小な敷地に３世代７人の大家族が居住することを解決したデザイン。
奥深い空間の中心に階段があり、空間が連続しながらも
プライバシーが確保されている伝統的な町家らしい住宅だ。
表彰は１９８７年の国際居住年をきっかけに始まり、
建築・住宅文化への関心を高めてもらおうと毎年実施。
今回は住宅、一般建築の両部門に計６６件の応募があり、
選考委員会（委員長＝工藤卓近畿大教授）が審査した。
その他の受賞建築は次の通り。
【優秀賞】住宅の部＝柿林の家・池田邸（うきは市吉井町）
　　　　　　▽一般建築の部＝戸畑Ｃ街区整備事業（北九州市戸畑区千防）、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　県醤油（しょうゆ）会館（筑紫野市牛島）
【県建築住宅センター奨励賞】一般建築の部＝いのちのたび博物館
　　　　　　　　　　　　　　　　　（北九州市立自然史・歴史博物館、北九州市八幡東区東田）
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20080124/20080124_011.shtml