【米下院は】慰安婦決議の議員に確執!ラントス氏禅譲にホンダ氏が対立候補「韓国系男性」【伏魔殿】
慰安婦決議の議員に確執 ラントス氏禅譲にホンダ氏が対立候補
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080118/amr0801182133012-n1.htm 【ワシントン=山本秀也】慰安婦問題をめぐる米下院の対日非難決議を主導した
民主党議員の間で、11月の下院改選に向けて確執が生ずる気配だ。
今期限りの引退を表明したトム・ラントス外交委員長(79)の後継をめぐるもので、
アルメニア系ユダヤ人の血統を持つ女性政治家に“禅譲”を狙う同氏に対し、
決議提案者のマイク・ホンダ議員は、決議採択運動を進めた韓国系男性を推す構えだ。
ホロコースト(ユダヤ人虐殺)の生き残りで、米政界の「人権派」を自任した
ラントス氏は、さきの声明で「食道がん」を公表し、改選不出馬を表明した。
同氏は慰安婦決議のほか、旧オスマン・トルコ帝国によるアルメニア人虐殺非難決議も
外交委で採択していた。
ラントス氏の引退表明を受け、サンフランシスコ近郊サンマテオ郡の地元選挙区では、
カリフォルニア州上院議員出身の女性政治家、ジャッキー・スペイアー氏(57)が
出馬の構えだ。ラントス氏は16日の声明で、「地元民に長年貢献したスペイアー氏は、
連邦下院選で最良の候補だ」と、後継に指名した。
消息筋によると、同州選出のホンダ氏は、同選挙区の民主党候補として、
上院議員秘書を務めた韓国系のユル・クウォン氏(32)を挙げ、
「すばらしい候補者だ」と称賛。同選挙区の民主党では、ラントス派のスペイアー氏と
ホンダ派のクウォン氏が争う情勢だ。
カリフォルニア州北部には、当選14回のラントス氏やペロシ下院議長(当選11回)
といった民主党の古参議員がひしめき、世代交代によるリベラル勢力図の塗り替えに
関心が集まっている。
一方、韓国政府の発表によると、ホンダ氏より早く慰安婦決議の採択を進めた
エバンズ前下院議員に対し、同国の盧武鉉政権は決議推進の功績による叙勲を伝達した。
同氏は重いパーキンソン病で昨年政界を引退し、療養生活を送っている。