糸山英太郎氏、テレビ東京株約15%取得へ
私はテレビ東京株3,010,000株(14.58%)を取得し財務省へ大量保有報告をした。
東京株式市場は壊滅的な下げ相場となっており、適正な企業価値を計ることが大変難しくなっている。
しかし私はテレビ東京の潜在的能力にいささかの疑問も持っていない。
いくつかの問題点の解決に経営陣が真剣に取り組むことによって本来の企業価値を現すと信じているのだ。
問題提起のために菅谷会長ほか経営陣との面談が必要であることは言うまでも無い。
TBSに対する楽天のような合併・提携などを要求する敵対的な意向は何も無いにもかかわらず、株主からの叱責がいやなのか、自らに後ろめたいことでもあるのか未だに彼らは姿を現さないでいる。
菅谷会長は昨年の株主総会で「主要株主との良好な関係構築への努力」を約束したが見事に反故としてしまったのだ。
これまで色々な企業の株式を大量保有してきたが、私と経営陣との馴れ合わない厳しいコミュニケーションの先には驚くような変化が待っている。
業績はもちろん社風にいたるまで、長年当たり前だと思っていた数字や行動がいかに根拠の無いものであったかを知ることとなるのだ。
激動の放送業界で変われないということは衰退と等しい。
テレビ東京の優秀なコンテンツはもっともっと魅力あるものになるし、問題のあるコンテンツは排除しなければならない。
経営陣や幹部社員の意識もまだまだ公私にルーズな昔のテレビマンを引きずっている。
保有する株式の中でテレビ東京だけ例外とするわけにはいかない、伊達や酔狂で120億円を投資しているのではない。
市場で流通するテレビ東京株は極端に減ってしまったが私の資金はまだまだ潤沢だ、時間無制限一本勝負必ず企業価値の向上を成し遂げる。
2008年1月17日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎
http://www.itoyama.org/contents/jp/days/2008/0117.html <参考>
2007.07.05
日本経済新聞社の子会社
テレビ東京株売却を決めた理由
http://www.itoyama.org/contents/jp/days/2007/0705.html お願いします