【日本終了のお知らせ】日本の株価下落率 世界2位
去年、世界の株式市場はアメリカのサブプライムローン問題の影響を受けて混乱しましたが、
世界の52の国の市場のうち、年間を通じて株価が下がったのは日本を含む5か国だけで、
日本の株価の下落率は2番目に大きく、不振ぶりが目立ったことがわかりました。
これは、アメリカの大手格付け調査会社「スタンダード&プアーズ」が、
時価総額が1億ドル、日本円にしておよそ110億円以上ある世界の株式の値動きを調べ、
52の国別にまとめたものです。
それによりますと、去年1年間の日本の株価の下落率は6.5%で、
アイルランドの19.62%に次いで2番目でした。
世界の多くの株式市場では、去年、アメリカのサブプライムローン問題をきっかけに、
投資家が資金をほかの金融商品に移し替える動きが増え、株価が夏場を中心に大きく下落しました。
しかし、年間を通じて株価がマイナスとなったのは日本を含めて5か国だけで、
逆にインドでは78%、ブラジルで74%、中国で66%と新興国のほとんどは2けたのプラスとなっています。
このため、市場関係者の間では、日本の株価が落ち込んでいるのはサブプライムローン問題の影響以外に
経済の急成長が続く新興国などと比べて日本株の魅力が薄れてきていることが背景にあるのではないか
という指摘も出ています。
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/01/14/k20080114000090.html