●○●スレ立て依頼所●○●

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349 朝日新聞記者(千葉県)
厚生年金保険料1841人分、富士火災が1億7千万円未納
 
 東証一部上場の富士火災海上保険(本社・大阪市)が、2004年3月支給のボーナスに関し、
社員1841人分の厚生年金保険料約1億7000万円を国に納めていなかったことが9日、分
かった。勤め先企業の未納で年金が減額された人は数多くいるとみられ、昨年12月に成立し
た厚生年金保険料納付特例法で、全員が救済されることになったが、未納の企業名が明ら
かになったのは初めて。

 同社によると、未納となっていたのは、04年3月にセールス専門の正社員に支給されたボ
ーナス分の厚生年金保険料。このうち、社員負担分約8500万円は、当時、ボーナスからそ
れぞれ天引きしていた。

 通常、会社が個人別の天引きデータを社会保険事務所に届け出て、年金の納付額が決定
するが、同社は、天引きデータ自体を届け出ていなかった。その結果、既に年金の支払いを
受けている約300人の支給額は、本来の額より減っており、1841人の平均では年約350
0円減額される計算だったという。

 昨年7月、一連の年金記録問題で、自分の記録に不安を持った退職者の一人が、社会保
険事務所に納付記録を照会。04年3月のボーナス分だけ納付記録がないことに気付き、発
覚した。同社は未納付について、「担当者の単純なミス」と説明。特例法に基づいて未納付
分全額を、さかのぼって納付するほか、1841人には謝罪と説明の文書を送付し、関係者を
処分する方針。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080109i215.htm?from=main2