韓国軍がハッキングの被害、発信源は中国のもよう
韓国軍の将兵のコンピューターが外部からのハッキングの被害を受け、個人情報が
外部に流出していたことが7日までに韓国政府の発表により明らかとなった。
犯人は「トロイの木馬(Trojans)」型ウィルスを添付した電子メールを韓国軍将兵
に送付。この電子メールを受け取った将兵が電子メールを開くとウィルスが起動し、
パソコン内の個人情報を外部に送信する仕組みになっていた模様だ。
今のところ、この電子メールの発信源等の情報は明らかとなっていないが、事件を
報じた朝鮮日報によると、韓国政府当局者の発言として「発信源が中国であること
までは確認できた」と報じている。
電子メールに添付された「トロイの木馬」型ウィルスを使って内部情報を取得する
という手口は昨年後半から流布する兆しがでてきた新しいハッキング手法の一つ。
ハッキングの対象となるコンピューターが外部ネットワークから完全に遮断されている、
比較的高いセキュリティー環境を対象にして、内部関係者のメールアドレスを探り
出してウイルスを添付したメールを送信し、内部情報を引き出そうというものとなる。
昨年12月にはこの手法により米国政府の核兵器開発のための最重要拠点となる
ロスアラモス国立研究所とオークリッジ国立研究所がハッキングされ、内部情報が
外部に流出するという事件も起きていた。画像を拡大する
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200801071753