飲酒運転事故が28%減少
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/071227/dst0712271011002-n1.htm 飲酒運転の罰則を引き上げた改正道交法が9月に施行されてから3カ月の間に発生した
飲酒による事故件数は、昨年の同時期に比べ約28%減少したことが27日、警察庁の
まとめで分かった。
飲酒運転の摘発も大きく減っており、警察庁は「改正道交法や取り締まりの効果に加え、
ドライバーの飲酒運転に対する意識も高まったとみられる」と分析している。
警察庁によると、改正道交法が施行された9月19日から12月18日までに全国で
起きた飲酒運転事故は1402件。昨年の同じ時期との比較で535件、約28%減った。
昨年8月に福岡市で、飲酒運転の車に追突され幼児3人が死亡する事故が発生。
昨年も9月以降は飲酒運転事故が減っていたが、今年も減少が続いた。
この間の酒気帯び運転の摘発は1万6319件。こうした飲酒運転取り締まりについての
昨年同時期のデータはないが、昨年10−12月の3カ月間の数字と比較すると、
9641件、約37%減少した。
ろれつが回らないなど酒酔い運転として摘発されたのは286件。
やはり昨年10−12月比で83件減った。飲酒検査拒否で摘発された件数は79件で
25件減少した。
改正道交法で新たに罰則が設けられた、飲酒運転の車への「同乗罪」の摘発は224件、
飲酒者への「車両提供罪」は59件、「酒類提供罪」は26件だった。
一方、同法施行後3カ月間のひき逃げも、昨年の同時期に比べ916件減の3370件
だった。