黒ネコのメール便3524通、兼職の主婦配達員が隠す
ヤマト運輸は20日、愛知県内で法人顧客690社が発送したカタログやダイレクトメールなど
のメール便3524通が配達されていなかったと発表した。
配達員として同社と委託契約していた同県内の主婦(26)が2004年〜06年に受け持った
メール便の一部を自宅に隠していた。
同社は06年5月に本人の申し出で主婦との契約を解除したが、未配達には気付かず、今月
14日になって主婦が引っ越しのため退去した元自宅から放置されたメール便が見つかり、よ
うやく把握した。
主婦は同社に対し、「別の仕事と両立できなかった」と釈明したという。同社は顧客に謝罪し、
メール便の配達料金を返却する方針。
ヤマト運輸では昨年12月、岐阜県内でメール便約4000通の未配達が発覚。その際の社内
調査で今回の事実を確認できなかったことについて、「辞めた配達員までは調べなかった」と
説明している。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071220i305.htm?from=main3