ヤンキース松井の移籍ほぼ消える
【ニューヨーク20日(日本時間21日)=千葉修宏】
ヤンキースが松井秀喜外野手(33)を放出する可能性が低くなった。この日、
外野の獲得を進めていたフィリーズが、ジェフ・ジェンキンズ外野手(33)と2年
総額1300万ドル(約14億3000万円)で合意。これで30球団のレギュラー外
野手の補強が、一段落ついた形だ。
ヤ軍スタインブレナー・オーナーの息子ハル氏は、サンタナ獲得をめぐるツイ
ンズとの話し合いの中で、松井放出について言及したとされる。松井を他チーム
へ出し、浮いた残り2年総額2600万ドル(約28億6000万円)を同投手獲得資
金へ回すという。だがレギュラー左翼手を必要とする球団がなければ、松井放
出は凍結される。
また、ヤ軍がサンタナ獲得自体にそれほど全力でないというのも理由の1つだ。
球団内には、松井を放出して金銭を工面し、ツ軍との交換要員でヒューズやケ
ネディら将来のエース級を放出する価値があるのか疑問がある。キャッシュマ
ンGMは「今、球団が行っていること、そして『行っていないこと』についてもコメ
ントはできない」と、現時点で松井放出に積極的ではないことをうかがわせた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071222-00000057-nks-base