北海道旭川市は12月から、インターネット上の3次元の仮想都市空間「セカンドライフ」で、
市内の産業用地などへの企業誘致活動を始めた。
同市によると、セカンドライフを活用した自治体による企業誘致の試みは全国で初めて。
北海道恵庭市の情報技術(IT)企業ホッカイ・ネットの協力を得て、
同社がセカンドライフに持つ土地「ホッカイネット島」に
「旭川市企業誘致何でも相談館」を設置した。
家具産地の旭川にちなんだ木造平屋建ての建物内では企業誘致ガイドブックをパネル展示し、
自然災害の少なさやIT企業向け用地があることなど進出先としてのメリットをアピールしている。
市職員も時折相談館に登場し来館者と交流。
既に250人以上の来館者があったという。
相談館を会場に相談会を開く構想も進めている。
旭川市が企業誘致に成功したのは2001年が最後。
担当者は「旭川は何県と聞かれることもある。新しい試みで注目を集めて誘致のきっかけにしたい」と話す。
同市は相談館隣に「旭川観光情報館」も開設、
旭山動物園やイベントをPRするなど積極的な活用を進めている。
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/hokkaido/071217/hkd0712171220000-n1.htm