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千葉にセパハン監督！“オシムの弟子”ボナチッチ氏が最有力候補に

　千葉が来季の新監督候補として、クラブＷ杯に出場したセパハン（イラン）のルカ・ボナチッチ監督（５２）
＝クロアチア＝を最有力候補に挙げていることが１８日、明らかになった。

　今季リーグ戦１３位と低迷し、今月４日にアマル・オシム監督（４０）を電撃解任した千葉が白羽の矢を立
てたのは、世界の舞台を知った“オシムの弟子”だった。関係者によれば、後任人事に着手した千葉サイ
ドは外国人監督を中心に複数候補をリストアップしているが、指導者として東欧各国などで約２０年のキ
ャリアを持つボナチッチ氏が、若手育成や現有戦力を伸ばすことで、常に中堅チームを躍進させてきた手
腕に注目。２００６年に就任したセパハンでも、いきなり国内カップ戦を制して今季のＡＣＬ、そしてクラブＷ
杯に導いた名将は、イラン代表監督候補としても注目を集めてきた。

　１９８４年にロサンゼルス五輪で銅メダルを獲得したユーゴスラビア代表選手で、当時コーチだったイビ
チャ・オシム前日本代表監督（６６）との師弟関係も加味し、クラブが積み上げてきたサッカーを継承する
にふさわしい人物として一本化。セパハンが浦和と戦ったＡＣＬ決勝の前には、練習場を訪問したオシム
監督から直接“激励”を受けていたボナチッチ監督にとっても、Ｊリーグは格好のリベンジの舞台にもなりうる。

　◆ルカ・ボナチッチ　１９５５年３月２１日、クロアチア（旧ユーゴスラビア）・スプリト生まれ。５２歳。現役
時代はＭＦとしてハイデュク・スプリト（クロアチア）、ボーフム（ドイツ）、マラガ（スペイン）などでプレー。８６
年現役引退。９６年にはクロアチアリーグ最優秀監督に輝く。２００６年にハイデュク・スプリトからセパハン
の監督に就任。今年のＡＣＬ準々決勝で川崎を破ったが、決勝とクラブＷ杯で浦和に敗れた。

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20071219-OHT1T00094.htm