コース外滑る新雪愛好者
2007年12月05日
■上客それとも頭痛の種?
■対応様々 知恵凝らす
■道内スキー場
スキー場の整った環境を抜け出して、自然の雪山をスキーやスノーボードで滑ろうとする人が増えている。
こうした流れを背景に、スキー場の滑走区域外に出て滑ろうとする人も絶えない。
完全に禁止するスキー場がある一方で、一定の条件のもとに区域外の滑走を認めるスキー場もあり、それぞれ知恵を凝らしている。
■完全禁止・条件付許可・・・
アウトドアスポーツの観光ガイド会社、北海道アドベンチャーツアーズ(南富良野町)のガイド、福田博之さん(35)は
「スノーボードが普及し、10年ほど前から圧雪されていないパウダースノー(深雪)を楽しむ人が増えた」と話す。
20〜30歳代のスキーヤー、ボーダーで、管理されない自然の中でスキーやボードをやってみたい、という指向が高まっているという。
パウダースノー愛好者は、利用者数の減少が続くスキー業界にとって大切な上客である一方、
滑走区域外に出ようとする人が少なくなく、頭の痛い存在でもある。
札幌市南区の札幌国際スキー場は滑走区域外へスキーヤーが出ることを禁じている。
立ち入り禁止の立て札、放送などで協力を求めているが、「それでもコースを出て行く人はいる」と金野光芳・パトロール隊長(38)は話す。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000712050005