「石島は独島」説否定 最古の鬱陵島絵図2枚確認
日韓が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)とかかわりの深い韓国・鬱
陵島の属島として、現在の竹嶼(チクショ)と観音島の二島を描いた最も古い
朝鮮の絵図二枚が、確認された。二島を認識していたことで韓国側が自国
領とする根拠が一段と弱まったと、日本の研究者は指摘している。
「欝陵島図形」で、鬱陵島の独島博物館であった特別展の図録への収録
を、島根県の竹島資料室が確認。鬱陵島東側の竹嶼と観音島の位置に「大
于島」と「小于島」が描かれ、朝鮮王朝が両島を鬱陵島の属島と認識してい
たことがうかがわれる。
韓国側は、日本が竹島を島根県に編入した一九〇五年の五年前に大韓
帝国政府が出した「勅令第四一号」で、鬱陵島の行政区域を「鬱陵島と竹
島、石島」とし、石島(ソクト)が発音の似ている独島(ドクト)として、自国領の
根拠に挙げる。
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