正しくないと思っても多数派に合わせる人間はゴキブリと同じ

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1@株主 ★
大勢に流れるのはゴキブリも同じ〜ベルギーの研究で判明

 本能では正しくないと思っても多数派に押される形で行動してしまう習性は、人間に限らずゴキブリ
にも当てはまる可能性が高いという実験結果が、科学誌サイエンス最新号に掲載された。

 ニューヨーク・タイムズによると、ベルギー・フリー大学の生物学者ジョセ・ハロイ氏らは、性ホルモン
を塗りつけた動物ロボットの小集団を作って同一の行動をさせ、それに他の個体がどう反応するかと
いう実験対象にゴキブリを選んだ。ゴキブリ社会は単純かつ平等、民主的で、女王バチや働きアリの
ような特定の役割を担う存在がないことが理由。視力が弱く、においに敏感というゴキブリの性質も対
象に最適だという。

 実験では、直径1ヤードの円形の平面に直径6インチのプラスチック皿を2枚、上からつるして2カ所
の陰(ただし暗さが違う)を作り、ゴキブリを放して行動を観察した。まず16匹を放ったところ、暗い場所
を好むゴキブリは、自然に暗い方の陰に集まった。次に、4匹を光センサーを搭載した性ホルモン付き
のロボット・ゴキブリに交換し、すべて明るい方の陰に行くようプログラムすると、本物のゴキブリは60%
の確率で明るい陰へと向かったという。

 実験チームによると、ゴキブリは体内で光の量とほかのゴキブリの数を計算し、居心地の良い方へ
集まる習性があるという。チームはさらに知能の高い動物での実験を検討しており、次の対象にはニ
ワトリを使う予定だという。

http://www.usfl.com/Daily/News/07/11/1121_033.asp?id=56717