14歳の少女にいとこの男の子との結婚を強要 一夫多妻カルト指導者に判決
一夫多妻制を唱える米国のカルト教団「末日聖徒イエス・キリスト教会原理派」(FLDS)の指導者、
ウォーレン・ジェフズ被告(51)に対する公判が20日、米ユタ州の裁判所で開かれ、未成年者に結婚を
強要した暴行共謀罪などについて10年以上の禁固刑か終身刑を科すとの判決が言い渡された。
ジェフズ被告は2001年、当時14歳の信者の少女にいとこの少年(同19歳)との結婚を強要したとされる。
米連邦捜査局(FBI)の最重要指名手配者として2年間の逃亡生活の末、昨年8月に逮捕されていた。今回の
判決に基づき、州仮釈放審査委員会が今後、量刑を最終判断する。
FLDSは、モルモン教会が1890年に一夫多妻制を禁止した後、同教会主流の決定に反発した原理主義者の分派で、
ユタ、アリゾナ州境一帯に約1万人の信者が暮らしているとされる。同被告は、02年から指導者の座にあった。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/071121/amr0711212006016-n1.htm