■ソニー・久多良木氏
もっとも驚いたのは、ファミコンをやってるときに、サウンドトラックが4本しかありませんと、
音のディレイもありませんと、それで音楽を表現しないといけないと。
そんなもんで音楽なんてやれませんよね。
ところが、その狭い世界でもある種の“美学”があってね、こうやればこう鳴りますと。
それも確かに音楽だよね。それをぼくは否定しないんだけども、
だけど一般の人、普通の人はそれで感動するかというと、ぼくは感動しないと思う。
なぜかというと、それを感動させるのはクリエイターなの。
その場合、クリエイターが感動してない、クリエイターがやりたいと思ってない。
それで聴いた人が感動するはずがない。
要はクリエイターがやりたいと思ってることがやれるかどうかというのがキーなんです。
http://ascii24.com/news/i/keyp/article/1999/04/19/602431-000.html ■作曲家・すぎやま こういち氏
『「3トラックで音楽ができるわけがない」という声も聞かれたんですが、
僕から言わせると「それは力がないだけだ」ということになるわけです』
(1トラックでも組曲が表現できる、その例として、
バッハの「フルートのための無伴奏パルティータ」をあげる)
『大先輩のバッハがやっているわけですから、
「2トラックではできません」というのは、プロのセリフではないわけです(Nintendo DREAMより)