しばれる北海道、民家から灯油盗み逮捕 「買う金なかった」
2007.11.16 12:26
札幌・豊平署は16日までに、民家のタンクから灯油を抜き取ったとして窃盗の疑いで、札幌市豊平区平岸一条、無職、木村直季容疑者(65)を逮捕した。調べに対し「灯油を買う金がなかった」と供述しているという。
調べによると、木村容疑者は15日午後6時40分ごろ、自宅から数百メートル離れた同市豊平区水車町の会社役員(58)宅の物置から18リットルの空ポリタンク2個を盗み出した上、住宅のタンクから灯油数十リットルを抜き取った疑い。
灯油はポリタンクに入れて自宅まで歩いて帰った。
被害者宅の住人が物置から不審な音がするのを聞いて110番。警察官が駆け付けたとき、タンクから灯油の漏れた跡が点々と木村容疑者宅まで続いていた。木村容疑者は盗んだ灯油を自宅のストーブのタンクに入れ使用していたという。木村容疑者は1人暮らし。
札幌市内は15日、最低気温が平年より2度低いマイナス1.1度まで冷え込み、雪がちらつく天気だった。
原油高の影響で灯油価格は跳ね上がっており、石油情報センターによると、12日には灯油(配達)の道内平均価格は1リットル当たり88円と昭和62年の調査以来最高値を更新した。
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/hokkaido/071116/hkd0711161300001-n1.htm