事故原因は配線ミス F2墜落炎上で防衛省
2007年11月15日 18時48分
愛知県豊山町の県営名古屋空港で先月31日、航空自衛隊F2支援戦闘機が炎上、乗員2人が重軽傷を負った事故で、
防衛省は15日「機体の姿勢変化を検知する装置の配線ミスが原因」と発表した。
防衛省の事故調査委員会によると、フライトレコーダー(飛行記録装置)の解析で、パイロットの操縦に対して機体が追従していなかったことが判明。
飛行制御に関係する装置を重点的に調べたところ、機体の姿勢変化を検知する装置の配線が逆に接続されていた。
パイロットが離陸時に操縦かんを引いて上昇しようとしたが、信号がコンピューターに正常に伝わらずに水平尾翼が異常な角度で上下し、
墜落炎上につながったという。
事故調委は、引き続き配線ミスの原因を中心に調査。事故直後から飛行を見合わせている全国のF2について、順次飛行を再開させる方針。
(共同)東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007111501000463.html