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32 漢(長屋)
【宇宙ヤバイ】『かぐや』が馬鹿には判らん方法で月の裏側の重力分布を観測

月周回衛星「かぐや(SELENE)」による月の裏側の重力場の直接観測について
2007年11月12日
宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、高度約100kmの月周回観測軌道に投入した月周回衛星
「かぐや(SELENE)」の主衛星と、高度約2400km×100kmの月周回長楕円軌道に投入された
「おきな(リレー衛星)」とを用いて、月の裏側の重力場の直接観測(4ウェイドップラー)
試験を2007年11月6日(日本時間)に機能確認の一環として実施し、正常に観測ができる
ことを確認しました。月の裏側の重力場の直接観測は世界で初めてのことです。
 なお、臼田宇宙空間観測所で受信したテレメトリデータにより、衛星の状態は正常で
あることを確認しています。
(略)
鍵を握るのは子衛星:4ウェイドップラー観測

 主衛星が月の裏側にいて地上から直接観測できない間に、「おきな(リレー衛星)」が
JAXA臼田宇宙空間観測所(臼田局:長野県佐久市)からの基準信号を主衛星に中継します。
さらに、主衛星から折り返し送信されたこの信号を、「おきな」を経由してJAXA臼田局で
受信します。この計測方法は、4つの回線(臼田局→「おきな」→主衛星→「おきな」→臼田局)を
通るため、「4ウェイドップラー観測」と呼ばれます。
 このようにすると、臼田局に戻ってきた信号は、主衛星が動いているために元々の
周波数からずれています(ドップラーシフト)。したがって、この周波数のずれは、
主衛星の軌道の変動を反映し、その結果、月の裏側の重力場の分布を反映することとなります。
この手法により、月の裏側の正確な重力場を世界で初めて測定することができます。
http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2007/1112.shtml