http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071031-00000211-yom-int 露野党議員の不審死も毒殺?リトビネンコ氏事件に酷似
10月31日19時34分配信 読売新聞
【モスクワ=瀬口利一】ロシア最高検察庁は、プーチン政権のチェチェン政策や軍、
治安機関の腐敗を追及していた野党議員が2003年7月、不審な死を遂げた事件について、
放射性物質で毒殺された疑いがあるとみて再捜査を開始した。
30日付の露コメルサント紙が、捜査当局者の話として伝えた。
毛髪が抜け、嘔吐(おうと)や高熱が続いて死に至った状況が、昨年11月、ロンドンで放射性物質ポロニウムを盛られて殺害された露連邦保安局(FSB)の元中佐、
アレクサンドル・リトビネンコ氏のケースに酷似しているという。
毒殺された疑いがあるのは、親欧米派の野党ヤブロコに所属していたユーリー・シェコチーヒン元議員(当時53歳)。
03年6月半ば、地方出張中に不調を訴えて入院。当初、「感染症」などと診断されたが、容体が急変し、
約2週間後の7月初めに死亡した。ヤブロコは、プーチン大統領に真相究明を求めてきたが、遺族にも死因や発病時の詳しい状況は開示されていないという。